世界遺産:タドラット・アカクスのロック-アート遺跡群

ID:287
登録名:Rock-Art Sites of Tadrart Acacus
場所:リビア
登録年:1985年
区分:文化遺産
登録基準:3

タドラット・アカクスのロック-アート遺跡群とは:
リビア西部フェザン地方にある岩山に先史時代(紀元前1万2000年~紀元100年)に描かれた岩絵。
紀元前1万2000年~同8000年ころの絵にはサイやゾウなどのサバンナに生きる大型動物が、紀元前8000年~同4000年ごろには宗教的儀式の場面が、紀元前4000年ごろからは牛の群れが、その後はウマやラクダの絵が描かれていて、現在はサハラ砂漠となったこの地がかつて緑に覆われていたことがうかがい知れる。

ひとこと:
リビア国内の情勢不安のため、2016年にリビアの世界遺産5件全てが危機遺産リストに登録されました。

※写真はWikipediaより引用